芸道

「芸道」とは「芸」「道」の複合語として普及し、芸能や技芸を体系化させたものとして日本独自の形で表現されてきた。
芸とは一般には技術的な集積の業として捉えることをせず、その表現領域を実生活との境界をあえてを曖昧にすることによって、その印象を意図的に特殊な次元のものとする傾向がある。しかし、言語として成立させるためには、常に統一的な倫理の上に成り立たせる必要があり、言葉とての存続には付属語を要し、その必然から生まれた語句が芸道の「道」である。
道の日本に於ける言葉の歴史には、王朝時代には管弦のことを「糸竹の道」との表現に見られるように、元来は芸との関連用語として「芸の体系」といった意味合いがあったようである。
道という言葉はしばしば日本語としては専門的な分野での奥義を意味する場合が多く、芸との掛け合わせ用語もその一種と考えられる。
また観念として用いられる芸道は、日本武術、有職故実・礼式、能楽、歌舞伎、人形浄瑠璃などや書道、邦楽、茶道、芸能、華道、香道、盆庭などの伝統工芸的な手工業、古典園芸等、広義に技術を伝承する分野で引用されるものに「芸道」という言葉がある。