ヘ音記号

音部記号(※_1参)の一種であり、広い音域をオクターブという単位に分割し、その開始音を「ハ音」とした場合、その中に於いて最も中央に位置するものを中央ハ音と呼ぶ。そして、その音のすぐ下のヘ(F、ファ)の音の位置を示す場合に用いられたものをヘ音記号又は低音部記号と呼ぶ。
この記号は現在に於いてはヴァイオリン記号(※_2)に次ぐ頻度で用いられる記号であり、低音域の音程の変化の表示に利用される。またドラムの楽譜の音部記号としても利用されている。

表記に関しては五線の第四線に置く場合が一般的であるが、第五線に置き、最も低い音域を示すのに利用される場合もあるが、これは非常に稀なケースである。

下記に具体例を示すがこの記号は「F」の文字を図案化したものといわれており、上下二点の間部分がF音であることを示す記号である。



※_1 音楽記号の一種であり、一般にト音記号(高音部記号)、ヘ音記号(低音部記号)、ハ音記号(中音部記号)がある。

※_2 一般にト音記号と呼ばれるもの(ト音を示す記号を五線の第二線に配置する)はヴァイオリン記号ともいう。西洋音楽で高音域を記する場合に多用され、最もスタンダードな記号であると言える。